爵位(英語)
公爵 デューク(Duke)
侯爵 マーキス(Marquis)
伯爵 カウント(Count)
子爵 ヴァイカウント(Viscount)
男爵 バロン(Baron)
准男爵 バロネット(Baronet)
騎士 ナイト(Knight)

爵位(ドイツ名)
公爵 ヘルツォーク(Herzog)
侯爵 フュルスト(Furst)
伯爵 グラーフ(Graf)
男爵 フライヘル(Freiherr)
騎士 リッター(Ritter)

と、ほかの国ではなっているんですがねこの作品においては面倒な事に名前=苗字=称号(つまりここに爵位とかが入る)となってるわけですが。
その順位ですが

アルファンド(これが最上位の称号)国名を与えあられることが最上位の賛辞であること。

ノーノートン(ネイベック家の当主に与えられる称号)
クドオード (オブーズド家の当主に与えられる称号)
メイフィーア(グードスケ家の当主に与えられる称号)
ジードリクスゥ(アルファンケベック家の当主に与えられる称号)

上記の称号は建国時の四大貴族の当主の名前である、この名を与えられる事はそれだけで跡継ぎを認定される事である。そのあとは英国式に乗っ取り階位が決まっている。ただし時折、イレギュラーな称号が入る。

例 イレギュラー称号

ローケンロード(これは国を滅ぼす原因となった戦争においてある兵士に与えられた名誉称号嘗ての英雄の名前を与えられる)男爵クラスの権威を持てる事になる。本編にはでないが将軍を一個小隊で討ち取ると言う偉業を成し遂げた人間に送られた称号、だが戦争末期討ち死にしている。

だが基本的には最期の称号部分は省かれている、あくまで正式な場所ででの話なのだ。

十字国も基本的にはこれと一緒、四大貴族の部分には本編では出ないが十二司祭がいる。そこは省くがこの国でも最上位の称号は国名である。ちなみにだがあの女がその名を名乗るのはその国最期の代表と言う意味を含んで自分で勝手に名乗っているだけ、与えられた称号ではない。

八使途

 ライセフ 上最位

 八使途の中で中心の権能を持ち初代である存在は、十字国聖書 平定の章 六節 にてアルファンケベックによって殺害される。八使途のリーダーであり、稀代の戦略家と呼ばれている。
 八人で一つの国を落とすと言うその異常性から彼の力がどれほど者であったかを証明している。

 ネステフェンフィ 上二位(下最位)

 こいつもアルファンケベックによって殺される。神声、正確には癒しの権能を持つ存在。だが抵抗の章 五節 にて死亡する。十字国以前の聖王を倒すために立ち上がるが、仲間との思想の違い、正しくはアルファンケベックとの対立により、聖王に情報を流した為殺害されたと言うのが事実。

 クレジャ 元上位

 ネステフェンフィの恋人、抵抗の書 六節にてアルファンケベックとの決闘により死亡。権能を祝福、聖王の神父であり聖騎士の称号を得ていた英傑であった。

 ルデフェル 元位

 アルファンケベックの親友、不死の権能を持っていたが、平定の章 最終節 にてアルファンケベックにより殺される。と言うよりはこれ自体がルデフェルの願いであった。刺繍が得意なお姉さんである。

 フェイネ 元下位

 最もアルファンケベックを敵視していた存在権能を無双とし、神罰の章 四節にて死亡する。やっぱりアルファンケベックが殺した、彼女は戦いの果て血に飢えた獣に成り果てる運命を刻まれていた。結局アルファンケベックとの決闘により死亡。

 フェルドエス 下一位

 聖書における主人公的な役割を果たす存在。彼だけはアルファンケベックに殺される事も無いのだが、その血脈はどこかでいなくなった。歴史の権能を持ち、聖王を討ち取った存在。
 それゆえに勇者の称号を与えられる事に成った存在。

 ステッケルド 下二位

 道化の名を持ち、唯一アルファンケベックに対抗できたとされる裁定の権能を持つ使途。平定の章 最終節にて死亡。やはりアルファンケベックによってその命を奪われることになる。ちなみにだが彼はアルファンケベックの恋人であり婚約者であった。

 アルファンケベック 下最位(上二位)

 唯一未だに血を残す血脈であり、聖書で死ぬことのなかった使途。仲間を殆ど皆殺しにし、八使途でありながら裏切りの徒として呼ばれることになる存在。八使途中最高の権能である救済を持つ。
 また女性であり、八使途の内六人を殺害した。元々は八使途の階梯では上二位に属していたのだが、後の歴史家達の謀略によりいつの間にか下最位となってしまった。唯一続く八使途の系譜でありながら、重要な役職に着く事を許さなかったそれは初代の意向であり、それから数十代に渡って続くアルファンケベック当主の意思であった。
 また初代から続く権能は近親婚を経て純度を保った血でありながら、初代以降発現するものはいない。

 聖書

 八使途の聖王への反乱を描くものであり。望、思想、結合、準備、発起、抵抗、神罰、討伐、勝利、平定、全十章からなる物語の事。執筆者をアルファンケベックとしている、彼女は嘘偽りなく聖書を書いたため迫害を受けることになる。皆殺しのアルファンケベックはここから連なる名前である。
 最もこの当時彼女はまだ上二位であった。これから六十年後に、彼女の地位が下最位まで貶められる事になる。これは時の正義法王とよばれるクレメンスアルフェードの改ざんによるものであった。

 そもそもアルファンド、十字国、スデン武国、ステイマン連邦、シルベリア海上連盟は国家連合として存在しており、ザッブル境界大陸に存在する国である。この中で海上連盟のみが他の大陸と外交の架け橋をしておりこの世界における海戦最強の海上国家である。

アルファンド
 優秀な人材をありえないほど輩出し永劫の黄金期と呼ばれた時代を作り上げ。初代から戦争が起きるまで国の発展が止まらなかった国である。国家連合の設立を提唱したのもこの国であり、純粋な国力であれば、全て退くのに下に位置していた。
 だが、戦争により異常なまでの国の借金等が重なり人の手ではどうしようもないほどに、国としての形を保てなくなり、緩やかに破滅していった。その破滅の止めを刺したのはほかならぬユーグダーシである。

ジューグ 剣術指南役であると同時に四方元帥、北方、東方、西方、南方元帥の統括者であり、王道元帥と言う。それと同時に最強の精鋭、白霧騎士団の直接的指令権を持つ存在。アルファンドの軍事的最高責任者である。

リーベンウッドマン 宰相、諜報関係における最上位。根と呼ばれるスパイ集団やら、他にも色々ととんでもない量の諜報などに特化した家。実質的には四大貴族の中でもbQであるが、あんまり目立たない。裏の仕事をメインで行なう存在、ジューグやユーグダーシほどじゃないにしても相当強い。

カイベス 統括大臣、基本的に他国や物流、経済関係をメインとして動く外交も相当いける。統括大臣は国王から直接的には三位の位置に値している。

ユーグダーシ 論外、本当に全部できる。将軍家とされているが、ジューグが軍事的最高責任者であるのだから彼の軍での地位なんて微妙なもんである。そんな彼の本当の役職は、外交と人事関係である。(実質的な役職は実は無い、ただし階級としては大公、そして天爵となっているため、彼の言葉しだいで国は勝手に動かせるぐらいの地位ではある)一応だが彼がまだ天爵でなかった頃は外務大臣だった。実は地位的には三人よりも下であった。


解説と言うか最後のネタ晴らし。

 簡単な話ですがなぜ彼女がユーグダーシの血をすって死に掛けたかは、実は理由は簡単です。
 アルファンケベック家の権能 救済 は、死ぬ事が許されない聖人を殺す権能です。聖人たちはその膨大な能力の所為で恐慌に陥りやすい性質を持っています、その所為人を殺す役目こそ救済の権能でした。

 この権能の前では、どの聖人も無力になります。そしてリブドゥルエですが彼女も聖人です、それは奇しくも聖人ネフェステンフィと同じですが、血縁などはありません。滅びた聖都を復活させるための使途であったと思ってください。だが理不尽なまでにアルファンケベックまでが先陣を切ったため彼女の力を使う事はなかったのです。そしていくら心でも死ねない彼女は恐慌に陥り死を切望するようになります。

 あとぶっちゃけた話をすると、アルファンケベックを覗く全ての血脈の人間は混血の聖人です。ステッケルドとアルファンケベックの混血の聖人でありその直系達がユーグダーシたちなのです。聖人の暴挙を止めるための最終機構として、彼女が血を薄めるなと厳命したのです。自分は好きな男とくっついておきながら酷い言い草です。

 結果としてユーグダーシは、彼女を殺す力を保有しますが、ユーグダーシが彼女の心臓を刺せば問答無用で彼女を殺せます。あまり血を飲ませる意味は有りません、私が幼女に血を吸われる男がかきたかったから出来ただけです。しかし今回はそれがプラスに働きます、血とは命の対価です、彼女がアルファンケベックの血を吸うことによって聖人としての能力を殺しつくしてしまいます。

 彼を血を少量ずつすっていた結果です。結果として聖人の力は消失し彼女は老いて死ねる人間になりました。実はこれもユーグダーシの策略だったりしますが、それを一手は情緒が無いので隠して見ました。

 あと実際ユーグダーシの策略はたいした物を用意していません。
 簡単に言えば五年間で他国の経済を全て強奪して、経済の動きの全てを停止させている間の会議となるだけです。この際に国民にアルファンドが戻るという証明すればそれでよかっただけです。
 その為にユーグダーシは結構な無茶を本編でしています。刺されたり刺されたり、まあそのあと焼いて潰してますけど。
 アルファンドの復活自体なら三年もあれば出来るはずでした、ですがそれじゃあアルファンドは前と変わらない。だからこそ必死になってユーグダーシは人材を集めていたのです。死ぬ当日までそんな事をやってたんだから凄いやつです。

 そして三百人殺し、これは玄米茶がやりたかっただけです。だって楽しいじゃないですか、大多数の軍隊に勝ち目の無い戦いを挑む主人公って。勝ちましたけどね。

 後は会議に本当はユーグダーシが現れる予定はなかったんですけどね、そのままリブドゥルエと合ってあのカイベスにほれてた奴が二人を串刺しにして血を吸いながらエンディングが本当でしたから。やめましたよ、名も知らない英雄みたいな感じで終わらせたくなったので。
 折角だし彼女を生かしたくなった、それであのエンディングにはやがわりって感じです。あまり大掛かりなねたは用意できません、玄米茶にそんな政治知識は無い、活劇っぽいのしか出来ません。

 ちなみにあの放火魔はやっぱりカイベスに惚れてた諜報間です。ただの嫉妬でユーグダーシを殺そうとしました。
 だからこのあと問答無用で解雇されて、ジューグに闇討ちされて殺されますが、あのエンディングにいらないだろうと思いました。だから入れません、終章はただのそれからの後日談で、玄米茶の中では五章で終わっていたりする。

 しかし主人公を殺したがる男ですね私は、ヒロインを殺すのも基本私の中ではデフォ。やりたいことの代償をとらないとなんかしっくり来ないのよ、知り合いの死から立ち上がり一生懸命頑張る女性ってなんか素敵ですよね。
 後これだけ言っておかないとこの二人に恋愛感情は無いですよ。本当にゼロ、一切なし、あるのは信頼と憧れと嫉妬だけです。

 私の作品でヒロインと主人公が結ばれるなんて恋愛物期待されたら本気で困ります。

 ちなみに彼女の死後の話ですが、ガチでアルファンドは世界の大国に変わります。ですが四大貴族は断絶しています、その代わりにその地位に相応しいものに四大貴族の継承器が与えられますが、一人でも相応しくないと判断されればその地位から剥奪されるようなとんでもない代物に変わります。このレベルの人間だと本気で、求心力やらが尋常じゃないらしい。
 それはそれで政治的問題になるけど、どうにかやって言ってるんじゃないでしょうか。

 ちなみにですが大陸英雄の中で一番有名なのはやはり、あの四人ですがユーグダーシが出ることは無いです。本編でも言いましたね、けれど彼女の死後百年後、彼女の回顧録を見る為に、一度だけ蓋の開放が行なわれます。そしてその回顧録を見るとき、ある一人の英雄の名前が正史に出てくることになります。それこそたった一人のアルファンドの名を持つもの全ての英雄たちの父ユーグダーシ=アルファンケベックなのですが、そこは本編では書かないのが花だと思いました。

 忘れちゃいけないのが高潔血統たちですね。彼らも英雄の一人として入っています、最後の最後までアルファンドと戦った敗戦側の英雄ですが、現代の三国志ばりに人気がある作品でして、最新版はユーグダーシの事まで入っているのです!!

 とか適当な事を言って終わります。

 そして今までの拝読有難うございます。