世界を滅ぼした男の名前を偽言という。実行した男を川守という、そしてその男こそ魔王と言う存在であった。

転換期に入ったころの雑誌の切り抜きより掲載



 少しばかりありとあらゆる設定を混ぜて作っている所為で困る設定解説。


 新開

 人間にさえなれなかった人間。王道を王道のままに進むくせに、常識が違う所為であらゆるところで何かおかしい方向に進んでしまう物語の主人公。世界最強の力場使いにして時代を駆けた一人。
 特に細かい設定は実はありません。ですが負け犬勇者は最後まで彼の物語です。勇者と人間に祭り上げられた新開、その瞬間彼の未来は絶望に変わりました。魔王を倒して仲間に裏切られて本当はそこで死ぬはずだったのです。しかし物語はここから始まるのです。

 何しろ常識が逆転した世界の勇者ですから。ここで彼は死ねなかったのです、だからこそ彼は無為に生きた。
 そしてまた勇者である彼には勇者であるが故の呪いが降りかかります。勇者と言えばお姫様、つまり狼です。彼はそれを守り、狼の目的と自分の目的を混同させ始めます。所詮勇者と言うのは周りの意見の末に動くものだと玄米茶は信仰していますので。

 仲間との戦い。何処にでもある王道のでしょう。
 ここで彼は変わります。成長物の定番とも言える大切なものとの別れ、それによる成長ですが、ここでの成長はクラスチェンジのようなものです。
 勇者が古今に関わらず、職業を変更できるとすればそれは決まって王です。それ以外の選択肢は隠者以外聞いたことがありません。狼の死を乗り越えた勇者は王に代わります。

 王になれば次は戦争による領土の拡大。まぁほかにもありますが物語上です。そして勇者は暴君でしたからそう言う事をあわせてそうしました。
 そして大戦争、そしてその結末は勝利。ですが王にも盛衰があります。目的を遂げた暴君は、民衆によって排除されます。ここでは新開がその民衆です。全てを彼は失いました、戦争に勝ったとしてもだからこそ兵士を彼は解散させたのです。ここで彼の国は民衆と言う名の自分によって排斥されました。

 あとは人間となった彼は、自分のために最後まで生きました。大雑把に言ってしまえばこれが物語の概要ですね。

厄祭


 世界の破壊者、空壁の主人公でもある。しかしながらこの作品実は空壁の未来の話ではない。
 本来の空壁の設定ではこんなことにはなりえないからだ。これはある過程の元に物語を進めた場合、訪れる終末である。多分それだったら新開はあんな子供にはなりませんからね。まぁ、娘の方は変わらなかったと思います、下手をすれば父親と世界を引っ掻き回していたことでしょう。
 天門に関してもそうですが、これは最後の手段であったのです。厄祭にはかせがすでになくなっていた。そのためか背を持っていた祭厄では実は勝てなかったのです。その枷と言うのが詐欺師、しかしその枷がなければ彼女も厄祭同様の破壊を行ない彼と戦っていたところでしょう。
 それでも厄祭を封印するために祭厄は、天門を使い彼を封印します。

 浅木

 これをヒロインといったらきっと怒られる。けどヒロインですよ一応、なろうからの人なら知っていると思いますが玄米茶はヒロインであれば大体きらいです。だから玄米茶におけるヒロインはヒロインには見えないようになっています。
 それに元々このキャラクターは設定が主人公でありました。当時はここまで狼を強調したキャラクターではなかったです。
 だから玄米茶としてはヒロインであるのですが、そう思っていませんでした。このキャラクターの終りは設定当時から決まっていたものの何度も殺さないべきかとも思いましたけどね。これが惨滅世界の主人公であれば、それは凄まじいカリスマ振りが見れたことでしょうがそう言う物語ではないので。
 結果男キャラクター顔負けの死に様ですよ本当にお前は一体何を考えているのかと、最後まで男らしいままに逝って貰いました。
 ヒロイン嫌いの玄米茶が、ヒロインを殺さないことに悩んだのはこれが初めてです。
 今までのヒロイン的なキャラクター、玄米茶は八割主人公に殺させましたから。けどこれはがちの話で力場がなければ彼女が最強だったでしょうねこの作品。それは確信を持ていえます、彼女は銃弾さえ玩具の一つの人でしたから。

 ついでに言えば厄祭の子供ですが、正直面識は殆どありません。母親と一緒に、生活していましたし母親が殺されてからは自分ひとりで生きてきましたから。どうでもいいですが、彼女がギルドに入った理由は実はある事件が元です。姫島、八女重の経済戦争なのですが、この作品の設定はそこまで開示しておりませんので割愛、まぁその事件に乱入して皆殺しにしたところからが彼女の始まりです。
 ちなみにですが、戦争が始まり食糧危機が起きました。その八つ当たりに彼らは殺されただけです、まぁ当人達のせいなので何もいえませんが、それ以来 気の触れた鮮血女王 の字がついたわけです。そのときにギルドに入れば金が入ると教えてもらい了承、それこそがかつて勇者を生み出したギルドであったわけです。


 力場兵器(空壁)

 どの兵器よりもたぶんたちの悪い武器である。タイプエッジ(燕)を全力場とし侵食や切断、内圧縮、外圧縮、砲撃といった属性に分かれている。
 運動ベクトルの支配を可能とした兵器で、核兵器さえ無効化する反則的な武器である。

 進化種(END/END/END)・(空壁)

 一種を空壁同様脳害とし二種を身体強化というより完全に人間の限界を超えた移動を可能とさせる欠陥として色素の欠乏などがある。三種はただの人間であり、進化種としての能力はない。

 ファーストライン(惨滅世界)

 サードラインまでありファーストは交通、セカンドが物流、サードは兵器となっている。この世界での長距離移動は基本はすべてファーストラインで行われる。
 サードラインは、移動などを極秘事項としているため一般人に走られていない。

 出雲宮(空壁)

 2060年ごろの首都、超高層居住区であり政治の中心であった第二東京タワーなどがあるが今は折れている。
 それでも技術などの中心地であり、ここ以上の年は滅びた世界には存在しない。当時経済の中心であり、武力の中心であった日本という国を支配するのは世界に抵抗する力を持つのと同意であった。現状で世界最強の勢力である王国は、実質世界中から怯えられている。

 集落(惨滅世界)

 ギルド、区画分けされた現状の日本の単位で区にひとつは確実にある便利屋みたいなもの。もっとも、彼らがいるために治安が悪くなるなどのマイナス面もあり、王国では集落は殲滅対象である。それでもすでに生活に定着したものであり簡単にそこから抜け出せるものは居らず皆殺しにされている。
 岡山には六件のギルドがあるが、そのうち三つはすでにつぶれている。

 集団(惨滅世界)

 読み方は実はメンバー、といっても大きさなどに差がある。
 その上に勢力とあるが、ギルドに登録された人間は基本的に集団を作り以来を達成していく。それが発展して勢力となるのだが、もはや日本の勢力は風前の灯もう北海道ぐらいに下大きな勢力はない。凱旋は実はかなり大きな勢力であった。

 勢力(惨滅世界)

 国と言い換えてもいいちなみにレギオンと言う。
 北海道の勢力の名前を北壁、リーダーを残骸王大志朗といい。臨界点突破方の脳害所有者である。といってもすでに北海道の勢力は壊滅寸前であったりする。

 会社(END/END/END)

 経済集団、利益のためなら殺害だろうがなんだろうがする。経済特区というのは用は企業同士の殺し合いの場所のことであり、あまり好んで行くべき場所ではない。

 天門

 別に名前は何でも良かったのですが、大仰で良かったそれぐらいです理由は。
 元々は詐欺師最高傑作の天候制御設備でありますが、それはどちらかと言えばオマケです。それによって天門の本来の目的を悟らせないための。
 封印と言っても差し支えないでしょう、第一段階、第二段階、第三段階と言った具合に完全に遮断された機構による。中身の牢獄、簡単に言えば天門は棺おけです。殺すことの出来ないほどのたちの悪い罪人を永久封印するための代物です。なぜそれでも棺桶が開くかと言えば。

 彼を殺せる機会があるかもしれないと思った詐欺師の判断です。それさえなければ絶対に壊れない完璧な棺桶でした。
 この封印機構ですが、ありきたりなパスワードです。ただし一つばかり問題があって最初から解ける事を可能性としている代物でした。

 開き直ったようなそのパスワードは、2070年代の世界全ての技術を使って二億年以上かかる代物です。それが三つ、開放するまでに人間が死にます。技術は上がっていくでしょうが、そのパスワードは段々と増えていくように成っています。

 それが一年以内に全て開放されるには理由があります。そもそもこの天門のパスワードを決めたのはほかならぬ剣王なのです。最もアホみたいに長い桁のパスワードですから、開放することも無いと思って天門ほどではないにしても、かなりの警備の厳重な代物にしていました。

 それこそ本人さえも使わないようにといった具合の代物に封印していたのです。三つほどに分けて。その警備を取り除くのが一年、正しくは一年半ほど掛かったのです。つまり一つ半年の計算です。

 春義

 良い奴です。それ以上いう事も在りません。
 私は、気に入ったキャラから殺していく悪癖があります。その被害者です、前の作品のセーヴァングですかね。本当はこの役目は新開にしてあいつを殺すつもりでしたがまだこの方が作品の整合性が取れると思いまして。こうやって死んでしまいました。
 むしろこいつを主人公にすれば良い話のまま終わっていたでしょう。しかしこの作品の死亡フラグは、実は地の文にその半数が隠れています。
 狼だったら彼女最後の戦いとか、そんなことが書かれていたりしてますから。彼の死亡フラグは新開の信頼です、奴に信頼されて死ななかった奴いないんじゃないでしょうか。

外伝

 岡山県

 簡単に言えばWW2のカサブランカ、香港、といった感じ。暗黒にして混沌、そこに徹底的に犯罪と死のイメージを打ち込んだ。舞おう進行のおかげで魔王の生まれた土地といわれたりしたが、最終的に経済特区として落ち着く。

 水島

 犯罪年のオアシス、といったところ。ただし、一年ほど前に新開が不可侵条約と不戦条約に承認したおかげで魔王でさえ手が出せないとんでもない場所に変わった。だがちょうど彼の護衛の依頼中に締結。魔王の攻撃の開始となるわけだ。

 もう一人の厄祭(空壁)

 知っている人は知っている。私が一番書いていて楽しい作品であり、設定が異常に多いので使用がしやすい。その作品の主人公です、気になる人は空壁でも見てくださいがちに堂々と出てやがります。ただしくは祭厄であり、厄を祭りのようにする男と祭りの様に厄を楽しむ女の事で、ある事件により世界にい名前が響き渡ることになる。
 その二人の合言葉こそこの世界の主人公達の代名詞でもある世界で笑え、人で笑え、世界の全ては面白いである。
 本編では厄祭との最終戦争にて死亡、この時に何かしら厄祭に対しての行動をした成果それ以降彼が世界に表舞台に立つことはなくなる。

 魔王

 実は作者のトップシークレット。というわけで内緒です。

 力場兵器

 侵食力場と外圧縮、とりあえず増えた力場。しかし殆どこれも語れるところはない、秘密ばかりが多くて申し訳ない。

 勇者

 人間が作り出した虐殺兵器、都合のいい道具、終わったら処分できる使い捨て商品。
 玄米茶の思っている勇者のイメージです。英雄も勇者も変わりません、無駄に最強の力を誇れば終わるのは当たり前のことですから。そして私、玄米茶の作品における中心です。

 筆頭騎士

 上位力場使いの総称である。それに該当するのが切断、即興曲、領空侵犯、串刺し公である。ちなみに切断が、山王と勇者を除く力場使いの筆頭となっている。これは単純に彼女の性格がまとめ役として相応しいからに過ぎない。
 玄米茶の作品に言えることだが、筆頭だから強いなんてことはありえない。力場使いとしての実力で言うなら勇者、三王(賢者除外)、即興曲、串刺し公、領空侵犯、切断の順である。
 ちなみに筆頭騎士は振動力場、圧縮力場、移動力場、切断力場を操る。

 近畿二十七区

 転換期以前の呼び名、富岳があったところが名前が変わっただけ。鈴剣が支配していた場所、これから後に魔王によって殲滅させられる。

 時系列と言うかそういった感じのものの説明。狼が死んでから

 最初に出雲宮壊滅ですが、力場兵器でぶっ飛ばしました。この際に天門が休眠から目覚めます。
 同時に北海道戦線の崩壊。これは狼死後一週間以内に起きました。

 それからですが剣王と新開の個人同士の小競り合いが何度かあります。最終的に狼が死んでから半年間そんな小競り合いが続きますが、剣王は出雲に寄った際に、破壊されたはずの力場兵器 烏 を発見します。これは作品上最後まで伏せますが、インターフェイスを壊しても燕と烏の力場兵器はある理由から壊れません。
 ここで彼らの個人の争いが一時的に激化していますが、所詮力場使いの格において彼は新開には敵いません。実際の話新開の力場使いとしての実力は転換期以前に封印された力場使いより上です。ぶっちゃければ新開はこの世界での最強キャラクターですから。目立たないですけど。

 それから天門の話が入ります。結局新開よりも実力がしたな彼はBT設定を使っても彼に勝つことはできませんでした。それからは彼は仲間を集めます。まぁそれで天門第一段階が始まり春義が剣王の仲間になります。

 これからですが、九州(くうす)事件が始まります。この前に偽造勇者などが仲間になりますが、これから二ヵ月後の壇ノ浦の激突により、その大半が死ぬことに成ります。

 一時は六千もあった軍隊がここで五百にまで落ちてしまいます。ですがこの頃出雲宮にいた剣王にも異変がありました。それが車輪王の死亡と紙舞春義の脱走。本当はここで大攻勢をかけるつもりだった剣王にとっては、この混乱は痛手で、新開はここで一度首の皮一枚で助かります。

 それで兵士を集めて新開は山口に対して苛烈な侵攻を開始します。
 仲間にならないもの全てを皆殺しにして進みました。結局ここで、色々な準備を行なっている間に、山口は完全に新開の手の内に完全に入ります。

 この山口の支配までの新開の行動を、狼煙闘争と言います。
 それで本編にはいっていきます。まぁ本編は本編です、ですが本編に入れませんでしたがこの戦いを人は冗談交じりに開閉戦争と呼んだり、第二次転換期と呼んだりしています。

 結局剣王は色々と日本を荒らしまわった新開の後始末に生涯を捧げます。
 そして新開は終章のとおりです。二十歳になって数ヶ月で死にます、つまり本編から三年後ぐらいですね。彼のいったとおりです自分の失敗で死にます。その異常な蘇生能力が結局彼の体を害していきました。

 剣王は八十五ぐらいで死にます。結局彼はあらゆる人に慕われたまま死にました。まぁ結構満足な死に様だったんじゃないですかね。
 殆ど野垂れ死にと変わらない死に方をした新開と違って、それでも新開も後悔だけはせずに死んだのでしょう。関係ない話ですが新開の死を看取った少女ですが、後に司祭と呼ばれることになるどえらい祭好きになります。



番外
/END/END/END(終わって終わった終わりの人) 開門戦争という名のテロ事件を中心とした物語。主人公は個人軍隊集団の中で唯一の生身の人間という設定、かつての仲間と殺し合いばかりするひどい話。ちなみにだが進化種の設定は武装者、機械化、異常者となっていた武装者は一般人のことです。
/空壁(空の果てない壁を見た) ヒロイン峰ヶ島陽子、主人公大山浩助、FSを中心とした天才と異端者の戦い基本今の空壁と変わらん。高所恐怖症の作者が書く超高速空戦があったりする。
/惨滅世界(アウトサイドステージ) 主人公を須方木浅木といい、負け犬勇者の基盤設定はすべてここから取っている。ちなみに彼女が特区の王となる話、逃走、変態賢者、暴力司祭、完全防御、全能賢者、壊滅教皇、敗北勇者、追走の八章構成のつもりだった。

 以下それ以外の設定は追々追記していきます。